先日、大切な人からの依頼で、披露宴のウェルカムボードを作らせていただきました。
はじめての写真入り!
披露宴の前の週に、名古屋での神前式の次の週、京都での披露宴で使われるとのこと。
なので写真自体が届くのが結構ギリギリで、ドキドキしながらの制作でした。
着物の着付師をされている吉澤暁子さん。
披露宴のドレスコードも基本着物という、まさに「和」の人。
でも、あえてあまり「和」を意識しすぎずに作りたいとのこと。
また、後々飾るときにも、あまりにもな「結婚パーティー」的なものは避けたいから、なんなら名前も入れることを迷うくらい、と。
また「結び」をテーマにしたいとのこと。
着物業界だから帯締め?と言われたけど、それだとご希望の「和すぎないもの」ではなくなっちゃうし。
うぬぬぬぬ、とあれこれ考えまして、基本はご希望の芍薬をベースに、結婚式で持たれたくす玉のようなブーケをイメージして、そこに大きくリボンを「結ぶ」ことにしました。
パールシルバーの切絵に和紙にぼかしたように色づけして、重ねています。
ふんわりしたイメージで、和紙らしく手でちぎりました。
名前部分は、カリグラフィーっぽいものが好きとのことで、そんな雰囲気に、箔っぽい紙を使って、確度によると光ってくっきり見えるようにしました。
光の具合によるとあまり目立たないので、お部屋のインテリアとして使ってもらっても良いといいなあと。
お写真も、目立たせたいわけではないとのことだったので、あえて和紙にプリントしました。
パーティーと聞いていたのですが、ちゃんとした披露宴だった当日。
本当に最近ここまでしっかりちゃんとした披露宴ってなかったかもなーってくらいのしっかり具合。
そしてほんとうに、着物、きもの、キモノ!!!な人々。
あれだけ大勢の着物の人って見たことないくらいな華やかさでした。
あまりのきらびやかさ具合に、もっと「赤!」とかそんな感じがよかったのかなと思ったりも...
したけど、吉澤さんちには似合うのを知っているから、後々もお家で愛でてもらえるはず。きっと。
たくさんの笑いがあった宴、いつまでも大口開けてがははと楽しく笑って暮らして欲しいなあ。
やさしそうな旦那さんでほっとしました。
彼女は、自分がしんどかったときに、ちゃんと話を聞いて、支えてくれた大切な人。
別嬪さんなのに、豪快で、やることも起こることも本当にどどん!と派手な人で。
今回のボード製作中、今までのこといろいろ思い浮かんでしまって、なんだか面倒な部分を何度も一人でやりなおしたりしながら、泣けたり笑えたり大変だったりしました。
本当に、本当に、どうぞお幸せに。
ついでに、この日私は諸事情あって洋服。
変に浮くんじゃないかとドキドキして行きましたが、せめてもと、ここのところなぜかちくちくしつつけている刺繍でヘア飾りを、密かに本当の直前まで作っていたのでした。
お会いした人たちにちょいちょいほめて頂いたのでよしとしよう。
最近は、まだ一時保育なんだけど、去年よりは時間を作れるようになったので、時間を見つけてはなにかしら作っています。どうも、「作りたい欲」がムクムクしている模様です。