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山梨一人旅

今回の旅行は本当に思いつき。
それも、人のアルバムにあった写真にひとめぼれして、どうしてもその「宿」に泊まりたいがためのそれでした。
おりしも。
18切符を2回分譲ってもらうことが決まっていたので、思い切って実行に。

何も決められていなくて、
出発前日は去年から楽しみにしていた花火大会だったし、
(花火の見えるお家に30人くらいが集まった!)
結局準備で徹夜して、ふらふらのまま、まずは東京に。
東京2泊、山梨2泊の合計4泊5日の一人旅。

いつもタイミング逃して旅日記書けずにいるので、今回は自分の覚え書き感覚でつらつらいきます。

本当は東京編も書いたのだけど、あまりに本当の日記の公開になってしまい、あまりかなあと思ったので、山梨編だけアップ。

それでも長いと思うので、とてもお暇なときにどうぞ☆


8/28(火)
13:30頃の電車で品川から山梨へ移動。
初18切符。
ガタゴト電車はなんだか車窓の窓からを思わす風情が。
山梨一人旅_d0051613_2084620.jpg

基本固定のボックス席。ドア横の席横には花柄のボードが。かわいい・・・

まずは石和温泉へ。
時間が若干変だったこともあり、温泉はがらがらな上に、安かった。
2時間くらいのんびり堪能。
外へ出ると、蒸し暑さがまったくなく、どちらかというとさらりと涼しい。

再び電車に乗り、本を読んだりぼんやり外をみたりしている内に、山梨は韮崎の駅に到着。
まずはweb予約していたレンタカーを引き取りに。
レンタカー、一人でするのは初めて。
慣れないナビにドキドキしつつ、いざ出発するも、ものすごい暗闇と、慣れない山道、当たり前のようにまず迷子。雷が遠くで鳴り響き、泣きそうになりつつ、暗闇の道なき道を、おそらく10mくらいバック。
なんとかたどり着くと、知り合いのデザイナーさんそっくりのオジイが出迎えてくれる。なんだかデザイナーさんのコスプレのようでしげしげみてしまった。
「今日は月食が見えるよ」
と言われてびっくりして空を見上げると、本当!うっすら細く赤いラインが空に!!(だからあんなに暗闇だったのか!)
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宿の説明もそこそこに、2Fの屋根(!)から宿のオジイと女将と一緒に3人でいろんな話をしながら月食観察。
暗闇の中、左手には雷が鋭く光るのに、正面にはくっきりの月食。なんだか不思議。後で聞くと、このころ東京では嵐のようだったとか。
写真は、最後の方、もうほぼ月が出てしまったころ。
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月が細い間は星が綺麗に見えたのに、だんだん出て来た月と共に、あたりは朝かと思うくらいに明るくなる。雲が龍みたいな形をしていた。(この後クジラに変化)
明るい月光の中散歩。影が出来るくらい明るかった。

偶然とはいっても、6年ぶりだったらしい。なんだかすごくラッキー☆

8/29(水)
朝から散歩。
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庭の中でいろいろな野菜や花の説明をしてもらっていたら、オジイがカミキリムシを捕まえる。ものすごい勢いでジタバタ。なんだか怪獣みたいな顔。
その後宿の裏手へ。
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ここへ行きたい!と決意したきっかけになったトトロ道。
自然に蔦や木がからまって出来たものだそう。本当にメイやサツキが走って、先にはトトロがいそうな雰囲気。実際いろんな虫がこれでもか!てくらい鳴いていたし、猪の遊び場なんかも教えてもらいつつ。
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森林浴ってこういうことをいうのだろうなあと、しみじみ。
花も咲き乱れて、山ほど写真撮りました。
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と、熊注意の看板発見。
ドキドキしつつ、女将はまだ見た事は無いという。
が、実はこの後行った甘利山にて車の中でだったけど、小熊に遭遇。
今日会った人に、母熊に遭遇しなくてよかったねと言われて今になってドキドキしたりした。
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戻って初めてのスイカ割り!!
10回、目隠しして回ってふらふら。
パカンと割ったのは私。でも、割り切ったのは、オジイ。
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三人で1個を完食!今年最後のスイカかなあ。
先週両親が不在中に大きなのを一人で食べよう♪とスーパーを回ったのにもう地元では売っておらず。ここに来て念願かなってしまう。

その後、何も決めていなかったけど、とりあえず目的はスケッチ。
高山植物が今の時期綺麗に咲いているはずの甘利山へ行く事に。
見送ってもらって車で目指す。が・・・・
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標高1700mの甘利山。
一番上の駐車場に着く頃にはすっかり雲の中に。当りは一面真っ白。そんな中咲き乱れる花。いっそ幻想的。だけども、色鉛筆まで広げてスケッチ出来るほどの天候ではなく。
急いで写真だけ撮って周り、一瞬雲が晴れた隙間に山頂の途中まで。少し雲が出て来たので車に戻った所でザアッと雨が。
基本晴れ女なので、外に出ているときはあまり雨降らないのだけど、今回もみごとにそんな感じでした☆
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山を下りて、武田八幡宮へ
この神社は本当に不思議な構造をしていた。
実は昔来た事があったらしい。おみくじをひいたら吉。なかなか良い事が書かれてたけど、大きな杉に結んで来た。
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お土産を持って帰るのは荷物的に無理そうなので、農協へ野菜を買いに。
もう、そこのおばちゃんがほんまにやさしくて、泣きそうになった。
味見用にと、大きな桃を3個ももらう。
宅急便屋さんが行ったところだったけど、生ものなので、とりあえず集配センターに出荷に行って、おすすめしてもらっていたそば屋さんでごはんを食べて、ご当地スーパーへ。
泊まっている穂坂という地名のワイン発見。
ワインは少し苦手やけども、せっかくなので購入。
レンタカーを返却して、迎えに来てもらってお宿へ。

夜、三人で呑んでいたら、横に座っていた女将がなにやら私の手元に行動を。
どうしたんだろう?と、思った所で激痛!!!
女将がムカデをやっつけてくれたんだけど、どうもやっつけられる前に私は刺されてたらしい。(けど酔っぱらっているので反応が遅かった)
気づいてからは、もうもう、じんじんといたいのなんの!
「なんかようわからんけど、いたい、いたい」
二人に処理してもらって、結局朝には大丈夫になっていたのだけども、びっくりな出来事なのでした。(せめて見ていなくてよかった)

8/30(木)
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バスは12:35。
朝ごはん後、居間で絵日記を書きつつ、一緒に女将は私のスケッチブックに落書き。たくさんの色鉛筆に本当にうれしそう。(な後ろで腰痛で撃沈のオジイ)
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このお宿を教えてくれた人の置き土産という目玉のオヤジキャンディ登場。これ、1袋の7個中、1個だけ劇辛キャンディーが入っているというお約束のキャンディ。
3人でせいので食べたら、まさかと思いつつ、しっかり当たってしまい、みんなで大笑い。
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最後の絵日記の出来はなかなかだったと思う。

時間になり、バス停まで車で送ってもらい、韮崎駅へ。
お宿はたまたまだけど、空の名前。
ほんとうにほんとうに楽しかったのです。
隠れ家みたいな、おばあちゃんち見たいな空穂宿(くぼしゅく)
東京からだったら本当近い(鈍行でも2時間くらい)のに、本当に正しい休みを堪能できます☆
機会があったらぜひぜひ。
ちなみに、男女別の相部屋で、布団/朝食付きで¥3000/泊。
私は時期が遅かったので貸し切り状態でした。
来年は酒蔵ツアーを目論み中。
でも友達と行っても楽しいんだろうなあ。

なんだか本当、これで夏が終わった!って感じます。
他の季節だと、次の季節が「来た」と思うのに、夏だけは「終わった」という認識があるなあと思う。
夏はなんだかんだ言っても特別なのかもなあ。

ちなみに帰って来て、荷物がいくつか。
郵便局って、1週間しか荷物預かってくれないらしい。
一つは返送されてしまってましたが、一つは本日受け取り。
なかよくしてもらっているお店からの誕生日プレゼント。
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前回の東京前にも実は、お菓子屋さんのチョコを買い占めて差し入れに来てくれたんですが、今回もまたすさまじかった。。。文字通り山ほどのチョコと、健康注意の座圧ホールドクッション☆
新しい事もいくつかあるので、おもいっきり息抜きできた今回の旅行とこのチョコたちでなんだかとてもとても栄養をもらった夏最後の一人旅だったのでした。大満足!
by webkuan | 2007-08-31 20:08 | ■photo

浴衣ブランド「コトコ」デザイナー。和を描く「空」の、日々感じた事や、お知らせなど。


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