十五夜の日常と非日常

デザイン確認待ちの時間を使って、ご近所のはちみつさんにお弁当をもらいに行って、その足でハナロジさんに休憩に。

ひさびさに会ったはちみつのあいさんはなんだかずいぶんほっそりしていて、料理ってこういうことも出来るねんでって聞いて、とってもうらやましくなったりした。(現在絶賛ダイエット中!)
もともとくっきりのべっぴんさんやけど、シュッとしてさらにべっぴんさん☆
徒歩3分とかからないのに、ほんとになんだか久々で。
はちみつが始まったちょうど同じ頃に私も今の場所に来て、ひょんなことから仲良くなったのに、ここのところぱたぱたしていて全然行けてなくて。もう3周年なんやね。
明日の予約は取れなかったのだけど、近々絶対リベンジと、またゆっくり話したい欲が出てきたのでした。

途中、興福寺ではお能の舞台が出来上がっていたり、猿沢池では人だかりがあったり、そうか、今日は釆女祭りなのでした。どうりで人が多いわけだ。
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ハナロジでは、実は私はそういうタイミングで行くことが多いらしいのだけど、今日もやっぱり奥の小部屋でおいしい珈琲と栗羊羹なんかいただきつつ(注意:ハナロジは花屋さんでカフェではないです)ここ最近のあれこれを。

ハナロジは、いつも落ち込んでどうしようもなくなると、駆け込んでいた場所。
店主のまっさんに話を聞いてもらって、まっさんに選ばれた花たちに囲まれていると、なんだかわからないけれど「だいじょうぶ。まだ、だいじょうぶ」って気持ちになれて、その日一番気に入った子を連れて帰るということを幾度となくくりかえしていた。
(たとえばこれとか。キモノ展のDMや帯に使ってた「ふわり」の図案は「ハナロジでもらった時間や気持ち」を形にしたものだったりします。いつかブログで書いた気がするのだけど、見つけれなかった。なぜ??)
そんな今まででも、一番くらい長居をしてしまった今日、長く居るとほんとにいろんなお客さんが居ることに気付くわけです。

ある人は、ならまちが好きで、かなり頻繁に散策する最後の場所として来てはったり、スタッフさんの誕生日のお祝いだったり、私のように日常の彩りだったり、ひと言に「花屋さん」といっても、そこを利用する人々の目的は本当に様々で。

中でもそれを本当に感じてしまったのが、あるお客さんのお父さんの四十五日のお供え物として思いついたから、と立ち寄られたことで。
奥に座っておとなしく待っている間にも、なんだかほんとにいろいろと考えてしまった。

まっさんに選ばれて、市場からハナロジへやって来た、今日のハナバナ。
ここにいる間は、みんな「ハナロジ」の花だけど、その先々でまたその花の人生(花生??)があるんだなと思って、それは小学校や中学のときに、あまり突飛な違いのないドングリの背比べみたいな同級生たちが、大人になって、ひとりひとり自立したものになったときに迎える変化のようで、なんだかよくわからないけれど、道ってほんとに1本じゃないんだなとか、そういうことを思っていたのだ。

ハレの日も、ケの日も。
日常だったり非日常だったりのなかに在る「花」。
私のは絵だけど、それらが人の手に渡って、そういう場面場面に似合うものであればいいなと思う。

すっかり長居をして外に出たら、
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松明を焚いてやっているジャズライブだとか、
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釆女祭りだとか、
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ふらり出た散歩でこういうのに出くわすあたり、そういう場所なのだよなーって、それもまたしみじみしたりするのでした。最近東大寺もライトアップされてたりして日常だけどきれいやったりします(が、昨日はされてなかった東大寺。やっぱり興福寺方面に人が集まること前提だったからなのだろうかと思ったり思わなかったり。笑)

非日常な空間を通って、うってかわって静かなきたまちへ。

虫の音とともに月を見上げれば、雲間にくっきりとした十五夜の月。ああなんだかほんとに秋になってしまったのだなあとしみじみしてしまったよ。
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そんなこと書きつつ、今日連れ帰ったのは白い紫陽花。
紫陽花、今の時期も咲いているのだね。しばらくはこの子を愛でる日々です。
by webkuan | 2009-10-03 23:22 | ■toy camera★

浴衣ブランド「コトコ」デザイナー。和を描く「空」の、日々感じた事や、お知らせなど。


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