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■京友禅の工程2:糊置→地染→抜染

搬入にわたわたしていて滞っていた京友禅の着物が出来るまでシリーズなのです。その間にもちゃくちゃくと進んでいます。写真が届く度におもしろい。

■工程2:糊置
■京友禅の工程2:糊置→地染→抜染_d0051613_12312240.jpg

一番重要な工程です。
糊の良し悪しが最後まで影響します。

乾いてしまうとひび割れして、そこから染料が入ってしまいます。
生乾きの状態を保たねばなりません。
表面が茶色いのは「挽粉(ひっこ)」というおがくずです。
乾燥を防ぐのと、糊が余計な所に付着するのを防ぎます。

とは悉皆屋さんの談。
「糊置き」とは「糸目」「伏せ」という二つをひっくるめた形で言うそう。
地染めをしたら伏せ糊は洗い流されますが、ゴム糸目は残るため、この段階で図案が決まるようです。



■工程3:地染
■京友禅の工程2:糊置→地染→抜染_d0051613_12315135.jpg
■京友禅の工程2:糊置→地染→抜染_d0051613_1232254.jpg

上が肩部分。下が裾部分です。
糊置きされていない部分が染められます。

着物業界な人がみると、この肩の図案のサイズはおかしいと思われるみたい。
私の感覚をおもしろがって、そのまま活かしてくれる悉皆屋さんやったので形になりつつありますが、通常の和装の考え方からするとおかしいらしいです。笑

裾は淡くぼかしてもらいました。
浴衣の場合、総柄なのでこういうのができなかったのですよね。
うれしい☆
でも着物ではぼかしは通常で使う物らしい。確かに。

■工程4:抜染
■京友禅の工程2:糊置→地染→抜染_d0051613_12322768.jpg

通常の作業には含まれない場合もあるそうです。
今回は私の「ラインが太い」という図案の特徴を活かした形で製作してくださっているのでこの工程が入りました。
少し図案が見えてきましたね。

本来京友禅の特徴は「細い糸目」にあるらしく、図案の周りに在る、色をさす為の防波堤の役割の糸目の後となる白い縁取りは細い方が良いとされるそう。
でもあえて、それを少々覆す形でのデザインになっているということみたいです。あくまで作りたかった着物の形をきちんと表現してくれています。

話を聞くに連れ、どうもいろんな意味でチャレンジな図案になっていたらしい。実はこれ、着物業界の展示会にも出典されるんだったりします。
どういった反応が出てくるのやら。
楽しみなような、恐いような・・・

ためてしまってましたが、工程4が今日の朝いただいたメール。
着々と進んではります。
次が色をさす「友禅」になるのかなあ。
確か「蒸し」とかがどこかに入るんですよね。定着させる工程。
これはすでにそれがされているんだろうけども。
他人事ではまったくないのですが、やっぱりできあがるまでの工程っておもしろいです。

展示会場自体は、先週よりも少し増えました。
でも納得できたかというと、反省点が見えたので、今週中に修正を入れます。
現在お座敷に赤い花が咲いていますが、これこそ期間限定のレアものっぽいです。修正したら外しますから。
さてさてどうするかな。
by webkuan | 2006-11-06 12:34 | ■京友禅

浴衣ブランド「コトコ」デザイナー。和を描く「空」の、日々感じた事や、お知らせなど。


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