毎年好評をいただいている切絵のうちわがあります。
で、技術的に可能なのであれば、扇子が切絵になってても素敵ですねえって話から成立した今回の切絵扇子。
紙ではなく、麻のような風合いの不織布のような雰囲気の布扇子です。
切絵ですかしになっている部分には紗が貼ってはります。
切絵を自分でもする私。
「大変だけど、このくらいは出来る」
という範囲がわかるためか、他のブランドよりも複雑な事をしていても、いつもコトコだけはあまり失敗されていることがないらしい。
担当さんと話していたのは、きっと、職人さんのなかでも失敗しないようなベテランさんがコトコには付いているんだろうね、ということ。失敗して返品がこないようにか。
そんなわけで、毎年なんだか攻防戦のようにどんどん複雑になっていっていたのでした。この扇子は、涼しげでかなり満足なのです。