2006年 10月 21日 ( 1 )

■京友禅の工程1:下絵

今回の個展で一番大事になっているのが、
展示物のひとつとして京友禅の誂えをお願いしている事。

もともとは、コトコの秋冬物で鞄と風呂敷が出るのですが、
この鞄達が「着物にも持てる鞄」というコンセプトにもかかわらず、
着物本体がなかったのですよね。
浴衣では、やっぱり無理があるし、
家にある普通の着物を着せて、持たせるにしても、う〜ん・・と。

そこで、駄目もとで京友禅に深く関わってはる人にご相談を。
正直、予算もそんなにないし(とくに部屋を借りた直後ですから余計)本当に駄目もと。
やっぱり、すぐにはみつからなかったらしく、いろいろ探してくれはったのに本当に感謝なのですが、なんとなくやっぱり無理かもなあと諦めかけていて。
やってくれるかもしれない、と紹介してもらえることになったときに、ほんまにうれしかったのですよ。

私は今関わってもらっているところで、「コトコ」というブランドとしていろいろな物を作らせてもらっているけど、着物と本当の帯に関してはそこでは出来ないと言われてたんですね。
でも、やっぱり興味がないわけはなくて。

同じように契約してもらえるメーカーさんを探していた事もあったのだけど、話を聞いているうちに同じような契約では難しい事もあるのでは?という疑問を持ったのも本当で。
京友禅の着物ができるまでの工程をちゃんと知ると、確かにそういった値段になるだろうし、染め変えとか、おもしろい事ができるのも本当で。
だけど、アンティークの着物とかを気軽に買える今、やっぱり「高いなあ」と感じてしまう。
じゃあどうしよう。
と思った時に、デザインからお誂えできたら?色や柄やそういうところから関わってもらえたら、楽しんで大切にしてもらえるんでは?と思ったのですよね。
とくに私の柄は純粋な和柄というのとはちょっとずれているし(それは狙いでもあるのだけど)好き嫌いはあるはずで、だけどそれをどこまで曲げるか、とかも難しい話なわけで。


はじめてしてもらえるかも知れない所に会ってもらうとき、1人で行かないとあかんかったり、どういう風にしていきたいかを伝えたりするのにしどろもどろになってみたり、ほんまにドキドキしながらの始まりでしたが、結局お会いした日に受けてもらえることになって、図案の書き方等教えてもらったのが、先月の話。
ちなみに本当にたまたまなのですが、この悉皆屋さんは私が始めてLmagazineのお仕事をさせてもらった2005年2月号の「きものでどこいく」の特集に1Pまるまる載ってはった会社やったりというのもあったりしたのでした。

前置きがとても長くなってしまいましたが、
今月頭に図案をお願いしていて、今日、下絵ができたよーとメールをいただきました。
d0051613_21273866.jpg図案は、今回の展示会のテーマにしている「山茶花(さざんか)」の花。
ぼかしたり、金銀が入ったり、浴衣では出来なかったあれこれをこれから施してもらいます。















着物って、反物で作るのは知ってたけど、図案はまた違った出し方をしていたので、反物の状態に描かはるんやなあ、というのは新たに「ほほう・・」と思った所。

d0051613_21265343.jpg
着物初心者なので、私自身も改めていろいろ勉強になる今回の展示なのでした。

次工程もいただけたらまたアップしようと思ってますよ。
by webkuan | 2006-10-21 21:30 | ■京友禅

浴衣ブランド「コトコ」デザイナー。和を描く「空」の、日々感じた事や、お知らせなど。


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